定着氷縁突入
昨夜から白夜となり、太陽が沈まない日々が始まりました。
今日は定着氷縁に突入しました。
定着氷とは、南極大陸の周りに1年中くっついている氷です。
氷が分厚くなっているため、砕氷艦しらせもすいすいと進むことはできません。
そこで行われるのがラミング航法。
200mほどバックをして一気に前進。船体の重さを利用して、氷の上に乗り上げながら割って前進していくのです。
ラミング航法が始まると、小刻みな振動が1日中続きます。
震度2程度の縦揺れがずっと続く感じでしょうか。
眠っている間も行われているので、私は地震の夢を見ました。
波の揺れはゆりかごのように眠りを誘うのですが、氷を割って進むラミングは深い眠りを阻害するようです。