12月29日(水) ヘリに乗って野外へ
今日は久しぶりに基地を離れて野外へ行きました。
ブリなどの荒天で3日間延期になっていたので、やっとヘリが飛んだといった感じです。
しらせ乗員や観測隊員が一気に移動するので大型のヘリもぎゅうぎゅう。30人近くの人が乗り込みました。
行った先はラングホブデという場所。
雪上車なら2~3時間かかるところを、ヘリでは15分ほど。
あっという間です。
空から海氷を眺めると氷があちこち割れていて、雪上車で通った道も渡れなくなっていました。
次に渡れるようになるのは、半年ほど後になるのでしょう。
ラングホブデには、観測機器のメンテナンスをしに行ったのですが、ペンギンの調査をするパーティーも一緒だったので、メンテナンスが終わった後はペンギンの巣を見に行きました。
ペンギンのひながかえっていました。
ひなを見ると、「やっぱりペンギンは鳥なんだな」と改めて認識。
ラングホブデの帰りは、氷河を掘削するために氷河上にキャンプを張っている場所へ移動。
そこで昭和基地へ帰る人をピックアップしました。
少し時間があったので私も氷河に上陸。
掘削している穴を見せてもらいました。
穴の深さは320m。
中は真っ青でとても美しい色をしています。
不純物の少ない氷は、赤色を吸収するので青く見えるのだとか。
普通の氷なら穴は真っ暗になるのですが、きれいな氷の中はきれいな青になります。
お昼は、しらせの乗員が作ってくれたお弁当。
夜は調理隊員の食事でした。