12月24日（カレー） メリークリスマス！
昨夜はクリスマスイブでした。
世界中をサンタさんが駆け巡るころ、南極ではそりを引いた雪上車が海氷上を駆け回っていました。
持ち帰り物資の氷上輸送のためです。
久しぶりにしらせにも入りました。
そして自販機でジュースを買いました。
１年ぶりにお金を使ってお買い物。
強炭酸のジュースに感激。
ペットボトル飲料は1年も保管すると、自然に炭酸が抜けてしまうらしく、基地にあるすべての炭酸飲料は微炭酸になっているからです。
作業中、夜食が出ました。
夜中にラーメン。背徳のうまさ。
聖なる夜は雪上車の走行音の中静かに終わりを迎えました。
12月22日（水） 氷の積み込み
今朝は、以前氷山から取った公用氷を冷凍用コンテナに積みこみました。
この氷が国内に届くのは3か月半後。
1年の長さでいうと、4分の１の長さです。
長いようにも感じますが、ここでの1年間があっという間に過ぎたことを思うと、きっとあっという間に3か月半後になっていることでしょう。
ここでの暮らしもあと40日ほど。
すぐに帰国の日が来るのでしょうね。
12月21日（火） 差し入れいただきました
今日は、いい天気でした。
持ち帰り物資の準備がほぼ終わった私は、観測の仕事も少し減り、時々時間を持て余すことが出てきました。
なので、同じ部門の63次隊の隊員の物資の移動の手伝いをして今日は過ごしました。
現在、氷上輸送と言って、夜間にしらせから昭和基地に63次隊が使用する物資の輸送が行われています。数名の隊員が夜勤体制で仕事をしています。
疲れた彼らを見ると、時間を持て余していることにちょっぴり罪悪感を覚えます。
俯瞰して見れば、それぞれがそれぞれにやるべきことをやっているので、罪悪感を覚える必要もないのですが…
そうそう。国内から63次隊の隊員経由で差し入れをいただきました。
とてもうれしいものですね。
おいしくいただきます。
そして、今日もご飯はおいしかったです。
12月20日（月） 昨日しらせが接岸しました
私たちが昭和基地に着いたのは2020年12月19日。
ちょうど1年後の昨日、しらせが昭和基地に接岸しました。
接岸と言っても、昭和基地には港があるわけではありません。
可能な限り昭和基地に近い接岸ポイントに停泊することを「接岸」と呼んでいます。
接岸ポイントは、燃料や物資を輸送するのに最も利便性が高い場所に設置されます。
そのため、毎年ほぼ同じような場所になります。
しらせが停泊している周りには厚い海氷が張られているので、しらせまで乗り物や徒歩でも行くことが可能になります。
ただ、安全面やしらせが海上自衛隊に籍を置く船であることから、ぷらっと遊びに行くようなことはできません。
隊員の出入りはきっちりと管理された状態になります。
昨日の8時20分頃から動き出したしらせは、昭和基地まであと2~3㎞と言った距離にもかかわらず、厚い氷に阻まれて接岸するまでに3時間かかりました。
接岸の様子を見守っていた私たちは「なかなか進まないねぇ」と言いながら待っていました。
そのため、接岸した瞬間には「おぉ！」と拍手が沸き起こりました。
もう1年も経つのだと思うと、本当に驚きです。
時の流れは早いものです。
今日のご飯
最近、在庫放出のためか毎日アイスが食べられます。
以前は週に1回だったので、みんな大喜びです。
肉じゃがに鷹の爪が入ると、ピリリとして美味
12月18日（土） 優先空輸最終日
今日は優先空輸最終日でした。
優先空輸とは、63次隊が基地で必要とする物資のうち、特に急ぎで昭和基地に運び込んでほしいものを空輸する作業です。
第一便以降、毎日天候に恵まれてとても順調に進んだため、午前中で終了となりました。
午後からは、ドームふじ基地に行っていた隊員の一人が戻ってきました。
1か月ぶりに戻ってきた隊員をみんなでお出迎えしました。
1か月ぶりのお風呂はさぞ気持ちよかったことと思います。
生卵ものって美味。生卵バンザイ！
切り干し大根、豚もつみそ汁
