2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ゴミの行方

人間が生活すると、必ずゴミが生まれます。 南極の昭和基地でも同じです。昭和基地でできたごみは自分たちで処理をし、コンパクトにして日本に持ち帰らなければなりません。 その担当をしているのが環境保全隊員の岩月隊員です。焼却炉棟という場所にゴミを…

南極授業リハーサル

南極授業を2月3日に控え、 いよいよリハーサルをしました。たくさんのスタッフの協力を得て、授業を行うのは初めてのことです。 分単位の詳細なシナリオと、何度か重ねた打合せを経て、 いよいよ形にすることとなりました。カメラの設置位置や自分の立ち位…

お疲れさま会

2月1日になると、越冬交代が行われます。 越冬交代とは、2015年2月から昭和基地で活動してきた56次越冬隊が任務を終え、 新たに57次越冬隊が任務を開始する節目の日です。越冬交代を4日後に控えた今日、 「56次越冬隊(+57次夏隊)お疲れさ…

潮汐観測

真剣な顔をして、観測作業中です。 何を観測しているのでしょう。違うアングルから見てみましょう。 細いピアノをもっているわけではありません。 これは「測量」といって、地面の高さなどを測っているのです。 測量は、日本のあちこちでもやっています。 大…

HFレーダーアンテナ

昭和基地に高くそびえるのは「HFレーダーアンテナ」 UHF、VHFという言葉をテレビのアンテナで聞いたことがあると思いますが、昭和基地に立っているのはHFレーダーアンテナ。 遠くまで届く電波を使っで、300km〜400kmの高さの電気を持っ…

満月

南極の空に、きれいな満月がのぼって来ました。 南極の月は、日本と違うんです。拡大してみましょう。 どこが違うでしょう。 ぜひ、空に昇る月と比べてみてください。

風力発電2号機 ほぼ完成!

何もない岩場から、隊員たちで力を合わせながら建設してきた風力発電2号機。 足場を組み、鉄骨を組む中で徐々に形を成していきました。 そしてとうとう、風力発電2号機の頂上の部品が取り付けられました。 夏作業のメインともいえる建設が終盤を迎えるととも…

地球影

日没の始まりと共に、南極の空に様々な様子を見ることができるようになりました。 写真は、真夜中の夕焼けです。 ・・・夕焼けと言っていいのかわかりませんが。「菜の花や 月は東に 日は西に」与謝蕪村の句がありますが、まさにその通り。 うっすらと満月が…

初日没

1月22日。 南極に来て以来、初めての日没を見ました。 普通は元旦に初日の出を見るものですが、 南極では太陽が沈まない時期が続いていたため、初日の出は見ませんでした。本当は1月21日が日没の初日だったのですが、 くもりで太陽が見られなかったた…

暗闇に浮かぶ緑の光

緑色の光に浮かび上がるものは何でしょう? 答えは、人です。 観測隊の前田隊員の姿でした。 前田隊員が溶接をしているところです。 そう、今日の現場は「鉄工」木工、建設、電気工事(ケーブル敷設)、生コン、左官、岩石採取(野外活動)とやってきました…

昭和基地の標識

昭和基地管理棟前にある標識。 昭和基地から各地までの距離がかかれています。 東京まで14000km 遠いです。「思えば遠くへ来たもんだ。」 と武田鉄矢の歌を口ずさみそうです。 ちなみに、昭和基地から南極点までは2300kmです。 他には、こんな…

管理棟紹介

昭和基地の中枢にある「管理棟」 南極観測隊の越冬隊が過ごす場所です。その中にあるこれ! 消防服。 南極には、消防署はありません。 万が一火災が起きたとき、自分たちで消さなければなりません。 火災で建物がなくなると、命にかかわります。 学校では避…

昭和基地のライフライン

昭和基地の建物の下に横たわる無数のケーブル。 これこそが、昭和基地のライフラインです。 このケーブルがつながっているからこそ、南極で隊員たちが暮らせます。このケーブルは電気を流すもの。 電気が止まると、 電灯が使えない。無線が使えない。水が使…

しらせの向こうに見える白い丘

昭和基地から見たしらせです。 1月4日に昭和基地に接岸したしらせ。 現在は、昭和基地におしりを向けている状態です。2月に入るころには、しらせは一足早く日本に向けて出発します。 隊員たちは、ヘリコプターで後を追う感じです。ところで、タイトルにある…

顔色よし!

毎朝7時45分から全員で行う朝礼。全員でラジオ体操をし、今日の作業内容と安全面の注意点などを確認します。そして最後に服装点検親方が声をあげ、全員で指さし確認。 近くの人と向き合って行います。 親方「ヘルメットはよいか」 全員「ヘルメットよし!」 …

今日の現場

「ハッカー」、「白装束」と現場紹介シリーズの第3弾! 今日の現場は、「生コンぬりぬり」です。 使う工具はこれ! 「コテ」です。作った生コンを敷き詰め、コテでぬりぬりしながらきれいに整えます。 これが乾いたら、めでたくコンクリートの完成! 仕上げ…

白装束

今日は、白い装束を身にまとっての登場です。 今日の現場はどこでしょう?今日は、生コンプラント「ふぁくとり〜粉57(こなごな)」です。 生コンプラントとは、固まる前のコンクリートを作る工場です。 キャラメルは固いけど、生キャラメルは柔らかいです…

ハッカー

この道具の名前は「ハッカー」 上から半分のかぎ状の部分がくるくると回ります。何に使う道具でしょうか。 この道具は、この工事現場で使いました。 昭和基地の車庫のスロープを作る工事です。 コンクリートを流し込んで、完成させます。工事現場を拡大して…

南極でスケートは滑れるか?

先日、南極大陸内陸部で挑戦した実験 「南極でスケートは滑れるか?」 の結果発表です。まずは、ご覧ください。 「滑られる」と「滑られない」と捉えるか、意見が分かれるところですが、 4,5歩は滑ることができました。 雪が固く締まっている部分が多く、…

昭和基地クリーンアップ作戦

昭和基地での南極観測活動が始まっておよそ60年。 かつて昭和基地では、ゴミを埋め立てたり、焼却したりしていました。 「南極の環境を守る上で、このままではいけない。」と、1998年から、ゴミをすべて日本に持ち帰る こととなりました。しかし、過去に南極…

白瀬氷河

昭和基地から南西に100kmほど離れた場所にある「白瀬氷河」南極大陸の氷は、横から見ると鏡餅のような形をしています。 氷は、自分の重さでゆっくりと下へと動いています。 特に動きが早いところは、氷の川のように流れが見えます。 それを「氷河」と言…

当直の1日

昭和基地では、宿舎の掃除や食事の配膳などの仕事を、当番で行っています。 それを「当直」と言います。学校でいえば、日直、給食当番、掃除当番などの仕事です。 1月8日、9日と当直をしました。 当直は2日交代です。 医療の森川隊員や通信アンテナ技師…

昭和基地の第1夏宿舎

昨日は、THE南極という感じの写真をお送りしましたが、 今日は打って変わって生活感あふれる様子をお送りします。写真は、観測隊員たちが生活する2つの宿舎のうち、 第1夏宿舎と言われるものです。 第1夏宿舎には、食堂やトイレ、お風呂などがあります…

THE 南極

南極大陸の内陸部に行ってきました。 一面何もない真っ白な世界。 これこそが誰もが思い描く「THE 南極!!」 360度見回しても、遥か彼方まで伸びる白い地平線。 上空にある雲は、すべてといってもいいほど、同じ方向に向かって伸びていました。雪、空…

昭和基地「気象棟」紹介

昭和基地には、様々な建物があります。 その中で、私がかねてより訪れたかった「気象棟」を訪ねてきました。気象棟は、簡単に言うと、気象庁の方が気象観測をする場所です。 24時間交代で気象観測を行います。気象棟には、様々な観測機器があります。 太陽…

しらせ接岸! 氷上輸送開始

昨年11月16日に 日本を出港してから約2か月の航海を経て、しらせが南極昭和基地に接岸しました。日本出港時にはオレンジ色だった船底が、氷による傷ですっかり銀色になっていました。 「接岸」とは、昭和基地の近くに停泊することです。 昭和基地周辺は…

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 昨年31日から今年の3日まで、スカーレンで年越しを迎えました。 正月返上で1月1たちから働いてまいりました。 元日は、朝9時から夜7時まで。 初売りのデパート並みです。「…