赤道通過

今日の15時40分(日本時間16時40分)にしらせは赤道を通過し、南半球に突入しました。

赤道通過直前、しらせの艦橋から艦内放送が流れます。

「艦長、向こうに赤い線が見えます。あれは赤道でしょうか?」

そう。赤道には赤い線が引いてあるのです。

「赤道通過まで10秒前。5秒前。3.2.1.てー!」

(詳細は聞き取れなかったので、イメージです)

単調になりがちな船旅を、海上自衛隊の乗組員の方々はいろいろな趣向を凝らしてみんなを楽しませてくれます。日々過ごしていると、こういったことが本当に大切だなと思います。

赤道通過後は、艦橋に「赤道通過記念プレート」が設置され、みんなで記念写真。

明日は、赤道通過の儀式として赤道祭というイベントが行われます。

日本にはケ(穢)の文化とハレ(晴)の文化があるといわれています。

ケは日常。ハレはお祭りです。「ハレの日」という言葉は、この文化から来ています。(間違っていたらごめんなさい)

普段は地道に汗水流して頑張り、ハレの日に思い切り楽しむ。

通常であればこれから本格化する忘年会だってハレの日なのでしょう。

子どもたちにとっては、クリスマスやお正月がハレの日になりますね。

そういった日があるからみんな頑張れるのだと思います。

明日は南極へ向かう観測隊としらせ乗組員にとってのハレの日。

みなさんにとっても、私たちにとってもよい1日となりますように。