11月14日(日) 休日返上で除雪の一日&昨日のペンギンセンサスの話
さて、昨日行ったペンギンセンサスのお話。
ペンギンは春から夏にかけて同じ場所に集まって巣を作ります。
営巣地のことをルッカリーと言います。
ペンギンセンサスとは、各ルッカリーにいるペンギンの数を数える調査です。
目で数え、指でカウンターをカチカチ押します。
一人3回数えます。
5~6人のチームで、同じルッカリーのペンギンの数を数えます。
ペンギンは動き回るので、正確に数えるのは至難の業。
ちゃんと数えているつもりでも、1回目は300。2回目は400。3回目は350というように、100くらい結果がかわります。
はっきり言って自信がなくなります。
でも他の人が数えた数を聞くのは禁止です。
「あっ。自分の方が100も多い。ちょっと減らそう」なんてことになるからです。
昨日行ったルッカリーには、400羽ほどのアデリーペンギンがいました。
豆島という場所にあるルッカリーは1か所だけなのですが、他の場所にはあちこちにルッカリーが存在し、多い所で合計3000羽もいるのだそうです。
基地をひょこひょこ歩くペンギンはかわいいのですが、
うじゃうじゃいるとちょっと・・・・
調査後、近くの海氷上にいたあざらしの親子を観に行きました。
子供が泳ぐ練習をしていました。
ペンギンより癒されました。
さて、今日の話。
今、昭和基地では
63次隊を迎えるための本格除雪が最盛期を迎えています。
そのため、休日返上での除雪作業。
1日中雪上車に乗って除雪をしたらさすがに疲れました。
時間にして6時間のドライブをした感じです。
同じところをぐるぐる回るので、どこかへ行った感は皆無です。
雪に覆われていた土が出てくると、夏を感じます。