昭和基地の動脈

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本日の現場は、通信線敷設工事です。
昭和基地の東部から西部までの約600mの距離を通信線でつなぐ工事です。
観測機器の1つであるレーダーのデータを送る線です。
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昭和基地の足元をよく見ると、たくさんのケーブルが地面を這っています。
地面のほとんどは岩盤のため、地中に埋めることはできません。
電信柱もありません。

だからケーブルは地面を這っています。
まるで昭和基地の動脈のようです。

ケーブルは強い紫外線や低温にさらされるため、外側のゴムが固くなって弱くなってしまいます。人が踏んだら、ちぎれてしまうこともあります。
だから、隊員たちはケーブルを踏まないように気を付けて歩いています。