恐竜の化石発見!?
昭和基地を歩いていると恐竜の化石を発見!
さらに、大型恐竜の背骨?の化石も発見!
と思ったら、昭和基地が所在するオングル島の岩盤。
固い岩盤が風によって数千年以上の時をかけて風化していった姿です。
昭和基地の周辺にはこういった光景がたくさんあります。
また、ハチの巣のような岩も。
誰かがドリルで穴をあけていたずらしたわけではありません。
岩のくぼみに入った小さな砂粒が、強風によって動きまわり、それによって徐々に削られていくのです。
昭和基地は、北東の方角から強くて冷たい風が吹きます。カタバ風と呼ばれています。
カタバ風は夜から朝にかけて強く吹きます。
その風によって、数千年、数万年の時を経てこうした奇岩が生まれるのです。
この地に人間がたどり着く遥か昔から変わらずに残る風景がそこら中にあるのは、南極ならではなのかもしれません。