氷厚調査

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昭和基地周辺の海は海氷に覆われています。そのため、海の上をスノーモービルや雪上車などを使って通行することができます。

でも、氷が薄い所や割れているところもあります。

どこが安全に通行できるのかを調べるの氷厚調査です。

この仕事は、フィールドアシスタント隊員が担当しています。基地の外で安全に隊員が活動できるように、海氷上で通行してもよいルートを作ってくれます。氷の上に道を作るようなものです。

私も手伝いで一緒に行きました。

ドリルで穴をあけて、メジャーをたらし、氷の厚さを測るのです。

1m以上の厚さがあれば、雪上車が通過しても大丈夫だそうです。

このドリル、抜くとこんなに長いです。

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この場所の氷は、4m以上の厚さがあったため、ドリルの長さがこんなにもなってしまいました。1本の長いドリルではなく、1mずつ継ぎ足して使います。

それでも、氷の下の海までは届きませんでした。

掘った穴をのぞくと、

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青い光に包まれた空間が見えました。