火災が起きたら・・・
火災が起きたらどうしますか?
学校では火元から離れて逃げることを教えます。
火事は消防士さんが消してくれるもの。
だからそれを信頼して自分たちは命を守ることを最優先にする。
では、南極で火事が起きたら?
自分たちで消火します。
南極には消防署がありません。消防士さんたちもいません。
火事が起きたら、どんどん燃え広がって建物を失います。
建物を失ったら、寒さをしのげずに凍え死んでしまいます。もし食べ物が燃えてなくなってしまったら、飢え死にしてしまいます。
それを防ぐために、自分たちで火を消します。
そのために、消火訓練を行いました。
消防服の着方も教わりました。
子どものころ、あこがれた消防服。
訓練なので真面目にするのですが、やっぱり気分が高揚します。
救命講習もしました。
「自分たちの命は、自分たちで守る」
当たり前のことですが、ついつい忘れがちです。
日本にいると警察官や消防士さん、お医者さんなど「助けてくれる人がいる」という安心感があるからなのかもしれません。