燃料輸送

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12月21日から23日の昼頃まで、昼夜を問わず休みなく続けられていた燃料の輸送が終わりました。南極で1年間を過ごすのに必要な燃料がこのタンクに蓄えられています。

越冬の命綱の1つです。1時間に15キロリットルのスピードでタンクに燃料が送り込まれます。燃料がいくら入ったか。しらせからタンクまでをつなぐホースからの漏れはないかなどをチェックしながら行ってきました。

私は朝から昼までの6時間だけでしたが、燃料輸送を担当する隊員は12時間交代。

頭が下がります。

日本にいれば、電話をかければ業者の方が燃料を運びに来てくれます。お金を支払えば自分の代わりにすべてを済ませてくれます。

でも、南極ではすべて自分たちで行わなければなりません。

自分たちの仕事の合間を見ながら、それぞれができる範囲で作業の手伝いをします。

今、昭和基地ではいろいろな場所で、いろいろな作業をしている隊員がいます。

みんなそれぞれに、みんなのために働いています。

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23時の夜空?です。夕方のようですが、夜中です。

沈まない太陽が再び高く上るとき、昭和基地の1日がまた始まります。